2021年7月31日に日本認知症ケア学会理事長の繁田雅弘先生をお招きし、オンラインによる認知症セミナーを開催しました。
今回は当社職員だけではなく、ご入居者やご家族にも参加いただき、総勢63名のセミナーとなりました。繁田先生より、認知症の基礎知識や実際の診療の場で聴かれるご本人やご家族の悩みなど、様々な立場の方の実体験を聞かせていただきました。
セミナー終盤では、ご家族より現在話題になってるアルツハイマー病新薬についての質問や、これからの認知症ケアについてお答えいただきました。

【繁田先生からのコメント】
認知症の人の生活をどのようにケアすべきか、私自身に結論があるわけではありません。
きっと「こうすればいい」と結論を出したところで、進歩がなくなってケアの質も下がると思います。
認知症をケアするわけではありません。認知症の人をケアするのです。
もっと言えば、ケアしようとする人に、たまたま認知症があったということです。人を支援するには、人をみなければならないわけですから、「こうすればいい」なんてことにはならないわけですよね。
この貴重な機会を通して、施設ケアに従事するみなさんと、ケアをするということを深めていきたいと思います。